アメリカ・オレゴン州の高校教師が、21世紀を生きる高校生に、国や人種、文化・言語を超えて人類共通の課題に正面から取り組ませようと、インターネットを通じて世界に呼びかけました。平成7年、当時いち早くインターネット環境が整っていた本校は、この呼びかけに賛同し、アメリカやオーストラリアなど6カ国の高校生たちとともに、環境問題について共同研究・意見交換をする「高校生国際環境サミット」を立ち上げました。
平成9年、アメリカの第1回を皮切りに、平成13年には第3回を本校がホストになって、富山国際会議場で開催されました。サミットでは、与えられたテーマのもと、環境について調査・研究したことを持ち寄り、英語で発表し合い討論しました。現在では「環境国際会議」に名称が変更され、他国の学生と協力して研究を進めるというスタイルになりました。環境問題を考えるだけでなく、野外活動や文化活動を通して世界20カ国以上から参加した高校生たちと交流できるのも魅力です。
英語で理解し合うことの難しさ、異文化の中でのカルチャーショックなど、苦労はたくさんあるものの、それ以上に、たどたどしい英語が伝わったときの喜び、世界の高校生たちとコミュニケーションする楽しさ、異文化を知ることで見えてくる日本の良さなど、学ぶこと・得るものが多い体験になっています。
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